01/14/2007
いのちを守るデザイン展
WORKS-最近やったこと-を紹介します。
スペースデザインの仕事の一つとして、この展示の会場構成デザインを行いました。
1/21 まで三軒茶屋のキャロットタワー3、4Fにて開催してます。
http://www.designtoprotectlife.jp/
今回は第一回として、主に図記号(ピクトグラム)を中心として、
またいくつかのプロダクトも交えることをきっかけとして、「いのちを守るデザイン」
という考え方を世に提示する、というかたちの展示となっています。
これは、博覧会のようにまんべんなく網羅する形ではなく、
学習の展示であることも超えて、いかに
現在進行形でそのデザインが検討、検証されているか?
自分たちの身の回りに対し、どんなことが考えられているのか?
そして自分たちにできることは何なのか?
そういったことが今回の主旨となっているからです。
結構身近にあるのに気づかなかったものもあり、単純にピクトグラムとしての
美しさやおもしろさもあり、それを見ているだけでも興味深いものです。
裏の楽しみ方として(?)は、監修の太田幸夫先生がスタルク展のように
あちこちの映像で話すのをよく見ていると、なかなか面白いです。
今回この展示に関わることで、デザインと社会(などと言うと大げさに
聞こえますが、わりと身近で自然な感覚として)のつながり、という
考え方には、現代的な流れみたいなものを確かに感じます。
自分の関心が少しそちらにあるということももちろんありますが。
いまの自分自身が考えている「音と空間」ということに、
参考にできる部分もあるなと思っています。
それは、一見つながって見えないかも知れないものの、
ある意味関係あるのかな?と思えるつながり方ーーー。
この辺についてはまた改めて書ければと思いますが。
ともかく、お時間あればぜひ見に行ってください。
以下、この展覧会の文章より抜粋です。
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「いのちを守るデザイン」とは、なんでしょうか。
医療機器や災害時の備えなど、緊急時に活躍するような、特別なもののことでしょうか。
じつは私たちの生活は、たくさんの「いのちを守るデザイン」に囲まれています。
よく見かける「非常口」のサイン。薬品の飲み方や製品の取り扱い方を表す絵文字(ピクトグラム)。
電化製品から、自動車などの乗り物、建物、街づくりに至るまで—。
誰もが幸せに生きることのできる、安全で豊かな社会をめざすために、
知ることで、よりよくしていくことで、もっと守れるものがある。
「いのちを守るデザイン」 —それは、私たちの“未来”そのものなのです。