10/30/2008
Optitude meets Daisuke Nagaoka
このブログにのせるのが、終了間際になってしまったのですが、
ファッションブランドOptitudeの青山店がコラボレートする、
アーティスト永岡大輔さんの映像展示の空間を演出しました。
11月3日までoptitude青山店にて展示されています。
GAS as interfaceさんからお話を頂いたプロジェクトで、
永岡氏の絵から生まれたオリジナルコラボレーショングッズもつくられています。
店内のあちこちに、永岡さんが制作した新作映像が何種類か仕掛けてあります。
SHOPでの作品展開というスタイルをふまえ、ちょっと面白い見せ方も。
機材等の設置など、ブランドの質感にあわせた施しをしてあります。
書き下ろしのドローイグも見れます。永岡さんの「筆(ふで)」にかけるパワーは
すごいものがあります。
Optitudeさんとのコラボレーションプロジェクトという形で、
GAS as interfaceさんがアーティストコーディネートとその商品展開、
そして永岡大輔さんがフューチャリング・アーティストであり、
gift_はSHOPでの展示演出プランニングと、その空間実現の為の制作という構成でおこなっています。
タイトルは’Trick a Tree'と、ちょっとこの時期に引っ掛けたような感じ。
当然映像の中身にもそんな雰囲気があったりします。
この時期、青山近辺に行くかも、という方は、
是非足をはこんでみてください!
(gift_lab)
10/04/2008
Report : [mizu asobi]performance
9月14日に、Tomoko Sauvage Miyataさんによる
ライブパフォーマンス/インスタレーションがgift_labにて行われました。
水、陶器、ハイドロフォン(水中マイク)を使った
幻想的な音のインスタレーションとパフォーマンス。
天井近くから、水滴をほぼ一定の間隔で落し、それが陶器のボウルにあたると、
非常にクリアで、金属的なトーンの音が響く。
大きさの違うボウルが3つ置かれ、それぞれ違った音階を奏でる。
ハイドロフォン(水中マイク)による、ボウルの中の水の音が空間に静かに響き渡る。
水中からひろっている音のせいか、水琴窟より少し丸く低めの音という感じ。
水面に光をあてると、壁に反射した光が揺らぎながら浮かびだす。
こうして、インスタレーションは始まりました。
中秋の名月ということもあり、抹茶と月見団子も振る舞われることに。
約1時間ほど、この一定間隔の音と揺らぐ光とともに過ごして頂いた後、
Tomoko Sauvage Miyataさんによるパフォーマンスへ。
ボウルに手を入れ音階が歪んだり、水面を軽く叩くことによって少しリズムをつくったり。
ループの音を重ねたりと、自然物が作り出す音と戯れるように様々な水の表情を聞かせてくれます。
壁面に映る影も、パフォーマンスとともに揺らぎ、幻想的な演出に。
終わりを告げるあいさつの後、思わずみなさんから喝采の拍手が。
とてもすばらしい時間でした。
また日本にもどって来られる際には、是非再演をお願いしたいと思います。
こうした、楽器ではないものによって奏で、つくられたり、
音楽ともつかないもの、自然、日常からの発見、発展により享受されるもの
そういったものによる新しい感覚や、その為の演出というものは、まさに
gift_labの「天からの贈り物」としての場、のようなものを提供したいという
考え方にとても合っていたと思っています。
これからも、このような形でつくられる場を提供していけたらと思っています。