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07/13/2009

etude for everyday objects

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日常にあるものから「音の感じ方」を発見するサウンドアーティスト、mamoru
その視点は、gift_が今探求している方向性・感覚と近く、非常に共感を覚えます。
オーストリアから帰国したばかりの彼が、現地で感じたことや活動報告を兼ね、
その音世界を体感できるライブパフォーマンスがgift_labで行われます。
当日は「炭酸水」をつかった特別サマーバージョンになるという報告をキャッチ。
ご期待ください!

Sound Performance+Talk
2009 JULY_19 Sun/2 Set a Day
@gift_lab
会場:東京都渋谷区恵比寿西1-16-1 丸山ビル202
日時:2009年7月19日(日)
Set 1> 15:00 Open 15:30 Start
Set 2> 19:30 Open 20:00 Start
1日に2回開催いたします。
参加申込の際はご希望の時間帯をご指定ください。

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参加予約申込方法
参加費:¥2,000
定員:35名/要予約

予約申込先:info@giftlab.jp
件名>「etude for everyday objects 予約」
本文>「お名前、ご連絡先のe-mailアドレス」をメールでご連絡ください。
Set 1 もしくは Set 2 をご指定ください。
追って、ご予約確認のメールをご返信させていただきます。

about etude for everyday objects
mamoru
捨てようと思って、くしゃっと縮めたサランラップが、元へ戻ろうとかすかな音をたてているのを聞いた。
もう10年近くも前のことだ。なんてことはない音、でも気になって録音して、他の音に混ぜたりしていた。
もともとそういう他愛もない日用品が発する音を「使って」作品を作っていたのだけど、
耳を傾けるうちに「そのこと自体」を作品にしたいと思い、etudeを書きはじめた。
1年程前にサランラップを小さなアクリルキューブにおしこみ、宝石箱に収めた。
他にもヘッドフォンのようにしてみたり、ガラス瓶に詰めたり、ライトボックスにおいてみたり。
これがetude no.12。

音を通して「日常」を読み替え、そのアイデアをいろいろな形にして伝える、
アイデアを誰かとシェアすることで予想だにしない新しい価値の可能性、
人との関係が生まれる事もある、そんな練習曲、etude for everyday objects。
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quartier21 (ウィーン) での個展、MUMOK (ウィーン近代美術館) 、
SHELTEMA (オランダ) でのパフォーマンスやワークショップなど、
半年間のヨーロッパ滞在制作の様子や現地で制作したetude作品を紹介したり、
それと関連した新しいサウンドパフォーマンスを通して、
etude体験をしてもらえればと思っています。

*etude:練習曲。音楽ではアイデアを体現する小品の意味もあり
ひとつのジャン ルとして成立し重要な作品も多い。

mamoru sound artist
01年City University of New York を卒業後、自作の音具、音響機材を用いた作品を国内外で発表。
03年に和泉シティプラザ(大阪)より委嘱され、常設パブリックサウンドアート「procedure 22:05」を制作。
06年にアルメニア国立美術館にて大規模なサウンドインスタレーション「in-visible-room」を発表。
07-08年にか けて「おとづれ」と題したサウンドパフォーマンスを東京、大阪、横浜、モントリオールなどで行う。
最近では日用品が発するシンプルな音を作品化していくetudeシリーズを主に展開。
http://www.afewnotes.com

gt_blogでこれに関連した短い文章を寄せました。